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2008年10月17日金曜日

ヴェリコタルノボ大学

ヴェリコタルノボは色々な場所にビュースポットがある。眺めのよさそうな
場所を探して歩いていると、ヴェリコタルノボ大学の校舎に辿り着いた。
校舎は全部で3つあり、全体で1万人以上ある結構大きい大学なのだが、
その中の1つである、丘の上に位置する万歳をしている銅像がある校舎だ。
ここからは、すばらしい旧市街地とお城の景色を眺める事ができる。

休憩していると、大学生が日本語で話しかけてきた。彼の名前はイッツォ君。
陽気な人柄で、日本語を使える機会はここしかないとばかりに、色々と質問を
してくる。なかなか上手な日本語だが、いわゆる外人が話す日本語である。
この校舎には日本語学科があり、そこに案内してくれるという。面白そう
なので行ってみた。

日本語学科の前には、提出物用ポストがあり、それには日本語が書かれている
ので、一発で日本語学科とわかる。イッツォ君がノックをして戸を開けると
そこでは10人ほどの人間が机を囲んで会話をしていた。雰囲気的に、雑談でも
しているのかと思っていたら、正に3年生の授業の真っ最中だったらしい。
「えっ、授業中?突然入ってもいいの?」と言うと、問題ないらしい。
授業を行っていたのはミリッツァ先生という人で、先生は私を輪の中に
座らせて、それまでの授業を中断し、私と生徒との会話タイムを設けた。
せっかく日本人がやって来て生日本語を聞く機会なので授業よりもそちらを
優先させるらしい。日本ではまずありえない光景だろう。ブルガリアの
生徒達がシャイなのか、それとも先生の行動に呆れているのか、8~9人いる
生徒のうち3人しか会話に参加しようとしない。全員がやる気を見せない中で
授業を中断して日本や私について雑談しているのは心苦しいので、雑談は
ほどほどにして、次の授業は見学だけさせてもらうことにした。

この学校には3人の先生がいるのだが、その内の一人は日本人である。
日本人と聞いて、ひょっとしたら青年海外協力隊のメンバーとして来て
いるのではと思い聞いてみたら、その通りだった。私は今後、応募を
してみるか検討中で、いい機会なので色々と話を聞いてみた。ちなみに、
EU加盟国への派遣は規定上行われないらしく、ブルガリアはEUに最近
加盟したので、もうこの国への派遣はないらしい。ただ、他のボランティア
プロジェクトで次期も2人の日本人がやってくるとのこと。ややこしい。

ヴェリコタルノボ大学日本語学科ではいつでも日本人の訪問を歓迎
してくれるそうなので、暇がある人は行ってみましょう。生徒の中の
数人は本当に日本語を話したがっています。大学の日本語学科の戸を
ノックして開けてください。授業中でも問題ありません。もし、
セキュリティーガードに止められたら、日本語学科のミリッツァ先生を
探していると言えば問題ないでしょう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本語で話すと興味もたれるっていいね~。
そういう環境にいってみたい気がする…。

ジュン さんのコメント...

ヴェリコタルノボはマジお勧めYO!