ADSENSE

2008年10月5日日曜日

ベラートからオフリドへ

バスで、ベラートからエルバサン(Elbasan)、エルバサンから
国境近くまで、タクシーで国境近くから国境まで順調に乗り継ぎ
国境を越えた。とうとうアルバニアともお別れだ。

送信者 berat_to_ohrid

国境に辿り着くまでに結構お金を使っていたので、ここからは
できるだけお金をセーブして行きたい。両替所のおばちゃんに
途中のストゥルガ(STRUGA)まで行けばミニバスがオフリドまで
出ていて40ディナで行けると教えてくれた。問題は国境から
ストゥルガまでだ。バスは無いそうなので、徒歩かタクシー
なのだが、タクシーは15ユーロらしい。仕方が無いのでヒッチを
しながら歩く事にした。途中止まってくれる車は無く、1度
声をかけられた時には5ユーロでどうだとの事だった。当然
断り歩き続けた。

送信者 berat_to_ohrid

3kmほど歩いた時点で休憩していると、汚い格好をした兄弟が
こちらに歩いてくる。彼らは珍しそうに私を見て話しかけて
きた。共通に理解できる言葉が無いので身振り手振りで
コミュニケーションを取る。自己紹介したり、国籍を教えたり、
ストゥルガに行ってからオフリドに行くつもりだと伝えたり。
10分ほどすると、彼らはバイバイと言ってストゥルガ方面へ
歩き出した。続いて私も休憩を終えてストゥルガ方面へ歩き出す。
すると、また彼らを見かける。彼らはどうもゴミ山で何かを
集めている様子だった。彼らに手を振り、私は先を急ぐ。

しばらく歩いていると、突然雨が降ってきたが、雨宿り
出来そうな場所も無いので、そのまま歩く。多分すぐ
止むだろう。雨に打たれながら歩くのは、気分的に多少凹む。

雨が降り始めて10分、さっき一緒に話していた兄弟を乗せた
オンボロの車が通り過ぎていき、少し前のゴミ山で止まった。
中からシワの深いおじさんが出てきて、他に乗っていた
4人の子供(10歳~18歳)に指示を出している。近づいて
荷台を見ると鉄屑を積んでいるようで、彼らはゴミ山に
捨てられた鉄屑を集めているのだった。

送信者 berat_to_ohrid

おじさんに話しかけられたので、雨の中しばらく立ち話を
していると、ストゥルガまで乗せてくれるとオファーして
くれた。ありがたい。

送信者 berat_to_ohrid
送信者 berat_to_ohrid

鉄屑を集め終え、廃車寸前の小さな車に6人乗ってストゥルガ
の鉄屑収集業者まで移動。業者ではアジア人とは珍しいと
ばかりに全員が外に集まってくる。ここでは美味しいトルコ
コーヒーをいただいた。ありがたや~。

おじさんにバス停の場所を教えてもらい、後は何の問題も
なくオフリドへ辿り着いた。毎度の事ながら、人の助けが
旅の良し悪しを大きく左右する。今回も、好い旅になった。

0 件のコメント: