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2008年10月23日木曜日

ブカレストは乗り継ぎ地、そしてまたまた駅で夜を明かす

シナイアからミニバスでブカレストへ向かい、20時頃に到着した。
どこかの駅に降ろされるものだと思い込んでいたら、ミニバスの
会社まで来てしまい、でっかいブカレストの中で、またもや自分の
ロケーションがわからない状態となってしまった。バス会社の人は
英語がまったくできなかったが、この人しか頼る人がいないので、
とりあえず一番近くの地下鉄の駅がどこにあるのか聞いてみる
事にした。駅の場所がややこしい場所にあるのか、全然何が言いたい
のか伝わってこない。直接私に伝えるのは諦めたらしく、通り
かかりの人達に英語が話せるか聞き始め、3人目でビンゴした。
ラッキーな事にこの人が駅まで連れて行ってくれる事になり、
バス会社の人に礼を言って歩き始めた。

15分ほど歩くと遠くに地下鉄のサインが見えてきた。そこで
送ってくれた人とは分かれて、私は駅の方へ、彼は反対方向へ
向かった。駅に向かって歩いていると、突然車が横に止まった。
助手席を見ると、先ほどの彼である。そして、車で送っていって
あげるよとの優しい言葉をかけてもらい、好意に甘える事になった。
彼は奥さんに車で迎えに来てもらっていたらしく、私のことを
話して、一緒に追っかけてきてくれたらしい。そして更に、最寄の
地下鉄の駅ではなく、私が目指していた電車の駅まで乗せてくれた。
車の中では質問攻めで、乗っていたのは15分ぐらいの間だったが、
あっという間に駅に着いた。

夫婦に礼を言って車を降りると、すぐにタクシーの運転手が
話しかけてくる。大抵、どこへ行きたいのかと聞いてきて、
○○レウでそこまで連れて行ってやるという話になる。嘘をつく
事も多々あるので、地元の事情を良く知っていないと、彼らと
交渉するのは難しい。彼らとの話はそこそこに、電車の値段を
調べることにした。すると、行きたかったトゥルチャ行きの
電車は無いと言われ悩む事に。線路図を見ると、トゥルチャへは
繋がっているように見えるのだが、窓口では電車は無いと
言われる。乗り換えれば行けるのじゃないかとあれこれ聞いて
みたが、最終的には「私に聞くな。行ってから自分で調べろ」
と言われる始末。情報量が少なすぎて、どうしようもなく、
とりあえずコンスタンツァへ行くことにした。この電車は
朝の7時にブカレストを出発するとの事で、またもや駅で寝る
事になってしまった。窓口は24時で一旦閉まるらしいが、
チケットを持っていれば待合室で朝まで滞在できる。
ルーマニアの駅でありがたいのは、24時間開いている場所が
多いこと。待合室ではホームレスのような人から、旅行者
まで、見た目いろいろな人が滞在していた。

朝を向かえ、コンスタンツァへ出発。結局ブカレストでは
一度も観光せずに終わった。

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