スプリットまで乗せてくれたのがマリュオという人だった。彼はリトアニア
出身だけれども、今はブルガリアのヴァルナに住んでいて、もしヴァルナに
行けば町を案内してくれると約束してくれていた。これを聞いた私は最終的に
イスタンブールへはヴァルナから行くことに決め、その後の道のりはそれを
中心にプランを立てていた。
ヴァルナに着き、ホステルを見つけて腰を下ろし、さっそくマリュオに
スカイプをかけると3コールぐらいで彼がでた。まずは、自分が誰だか説明
しようとしたが、第一声を発っしただけでマリュオがこちらが誰なのか気が
ついてくれて、逆にマリュオから「久しぶり~」と声をかけられた。たった
半日一緒にいただけなのだが彼にとっても思い出深いものだったのだろうか。
少し世間話をした後、翌日に会う約束をしてスカイプを切った。
次の日の朝10時、約束通りマリュオがホステルにやって来た。まずは握手を
交わし再会を喜んだ。この日は土曜日で彼は一日空いているから、こちらが
リクエストすればどこでも連れて行ってくれるらしい。そして、明日も
空いているとの事だ。マリュオは子持ちなので、家族サービスしないと
後が怖いんじゃないのかと尋ねると、今は家族をリトアニアに置いて
単身でヴァルナに住んでいるから基本的に週末は空いているとの事だった。
我々がまず向かったのは町の中心から海岸沿いに続く公園だ。かなり立派な
公園で広い。町のあちこちでポップコーンを売っている。公園でポップコーン
というのは日本人にはあまりなじみがないのでかなり変な感じだ。後は
綿菓子を売っているのを見かけたのだが、この綿がでかいでかい(笑
丁度これを買っている子供がいたので写真を撮らせてもらうと、カメラに
向かってポーズをとってくれた。アルバニアの子供達はカメラを向けると
恥ずかしがる子が多かったが、やっぱり国によって意識が違うのかな?
それとも単純に人によるのかな。
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お昼になるとマリュオがトルコレストランに連れて行ってくれ、そこで
ケバブとスープをご馳走になった。これまであまりスープをオーダー
した事がなかったが、こちらの人はよくオーダーするらしく、種類も
豊富だそうだ。スープをオーダーするとパンも付いてくるので、軽く
昼食を済ませたい時になど最適だろう。
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午後はまず車で近くの山にドライブにでかけた。山と言ってもそれほど
高くはなく運河を挟んだ対岸が眺められるぐらい。しかもこの日は空気が
あまり澄んでおらず遠くは全て白く見えるだけだった。ただ、景色は
ともかく、町の様子というか構造というか特徴のようなものはよく
感じる事ができた。山の後は車で15分ほど離れた運河の向こう側へ移動し、
運河のほとりや、運河から南側の崖の上移動。崖の上では町全体が一望
でき、やっぱりブルガリアで3番目に大きい都市なんだと認識できた。
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日が暮れ始めたので我々はホステルへ戻ることにし、途中でワインや
食料を買い込んで帰路に着いた。宿に戻ると結構色々なタイプの人間が
いて、なぜか資産家の息子や投資に興味がある人が2人もいて、マリュオ
はその人達と、私は他の旅行者とずっと話していた。そして、24時を
回る前にマリュオはまた明日来る約束をして帰路についた。
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