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2008年10月10日金曜日

コソボで2度目の病気

スコーピアのバスターミナルから出ているバスの行き先を
眺めていた。当初はソフィアへ行くことを考えていたが、
コソボの首都プリシュティナ(Pristina)があるのを知って、
この機会に行ってみるべきかを悩んでいた。

まぁ、せっかくだし行ってみるか。料金は320ディナ(650円?)。
国境を越える割には安い値段だ。

国境ではこれまでの旅で初めての荷物チェックがあった。
厳密にいうと荷物チェックをするセクションはこれまでも
何度か見かけたのだが、全て素通りだったため、荷物チェックを
受ける身になるのは初めてだった。

国境から続いていた山を越えると、だんだんと民家が見えてくる。
遠くまで望めるなだらかな丘と緑の牧場がとても美しい。
のどかな風景が続くこの場所がとても危険な場所には見えない。

バスの中である異変に気づく。これまでバス酔いは1度もした
事がなかったのに、何か体調かおかしい。プリシュティナへ
着いてバスを降りても状態は良くならない。なんだろう?

バスターミナルから町へ歩き出した時、異常な疲労感に気づく。
いつもなら荷物を持ったままでも2kmは歩けるはずが、200mで
きつくなり休憩する始末。そして、いくら休憩しても出発しよう
という気にならない。これでは宿に着くまでに何時間かかるか。。。
というわけで、この旅で初めてタクシーを使ってみた。
距離は4kmほどだが、ほとんどが上り坂。使ってよかった。

宿に辿り着き、部屋に入ると、疲労感に耐えられず即寝た。
2時間ほどして目が覚めると、腰を中心に全身が関節痛に
なっており、熱も少し出ていた。関節痛で辛いのは、横に
なっていても痛むこと。何時も、病気が一番辛いですな。

結局宿に入ったのが17時で、一度も出る事無く、次の日の9時
までベッドでうんうん唸っていた。症状はさほど良くなって
いなかったが、1日中寝ているわけにもいかないので、町へ
散歩に出かけた。病気のためかいつもの”わくわく感”が無い。
5時間ほど歩き回って14時に宿に撤収。そして今度は激しい
下痢に見舞われる。普通この手の下痢には相当な腹痛が
伴うと思われるが、お腹の調子はいたって普通である。

疲労感と関節痛と熱は更に次の日に収まったが、下痢は
持ち越してしまい、移動と重なったので大変だった。

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