気温は10度以上ありそうで、野宿も選択できる。ここには
何も見るべきものが無いと聞いていたので、このままコトルや
ヘルツェゴノヴィやブドバやバールなどの海岸沿いの町へ
行くのも良いかも知れない。
フラフラと寝られそうな場所が無いかバスターミナルの回りを
歩き回っていると、サラエボからのバスで一緒に乗っていた
バックパッカーを見かけた。ひょっとしたら宿の情報を知って
いるかもしれないので、声をかけてみた。
男女のカップルだったので、恋人同士かと思いきや兄妹だった。
彼らも泊まる所が決まっておらず、ポドゴリッツァには安宿が
無くて、ブドバに行けばあると聞いて、ブドバ行きを決めた
らしい。バスは1時間後に出るのだとか。折角なのでこの流れに
乗ることにした。彼らに一緒に行動して良いか聞いて、「Yeah,
no problem.」との答え。
ブドバに到着したのは0:30。こんな時間で本当に大丈夫か?
私はまぁ、宿無くてもさほど困らないが、妹さんが一番困る
だろう。ヒポホステルってのがこの辺りで一番印象のいい
ホステルらしく、そこを探すことになった。
ほとんど人がいない。住所はわかっているが、聞いてみても
誰も知らない。いつもの私なら諦めて野宿場所を探して
いるだろうが、今回はそうも行かない。40分ほど歩き回り
やっと住所がわかる人に出会えた。
もう1時を回ってる。例え宿に辿り着いたとしても、ベッドを
割り当ててくれるのだろうか?この兄妹はとにかく前へ進む。
私はそれについて行く。
ヒポホステルに着いたのは1:30。まだ人が起きていた。
というか、なにかお祝いをしている。後で聞いたらモスクワ
から知り合いが来ていて、この日帰るからお別れ会を
していたのだった。そして、そこに泊まっている人も何人か
参加しており、幸運な事に、我々は、ほぼ誰に迷惑を
かける事なくベッドを手に入れた。
翌朝、宿主が「明日無料のコトルツアーをするのよ」と情報
をくれ、折角なので参加することに決めた。ってことは
ここに3泊する事になり、アルバニアで10月を迎える事に
なりそうだ。この日はのんびり海岸散歩と近くにある
小さな旧市街地に行くことにした。
海岸にはたくさんの水着姿の人達が。どちらかというと
年配者の人が多いような気がする。いわゆるビーチなのだが、
石がごろごろしていて、徳島の田井ノ浜のようだ。
ここをリゾート地として拡大しているモンテネグロに
必死さを感じる。でも、まぁ、後で聞いたのだが、砂より
石の方がべたべたくっ付かないから、こういったビーチを好む
人も多いそうだ。私なら砂が良いけどね。しかしまぁ、9月末の
週末にこれだけの人を集められるのはすごいな。
送信者 around_budva |
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旧市街地は本当に小さかった。100㎡ぐらいだろうか。
売ってるのもブランドものや、宝石などが主で、私には
関係ないものばかり。雰囲気はクロアチアで見た
旧市街地と大差は無い。
送信者 around_budva |
昨日出会った兄妹と一緒にお昼を食べたのだが、串焼き
豚肉とビール一杯で9ユーロも取られた。ビールは
まぁ、1.50だから大したことないが、レストランで
食事するとやはり高くつく。
送信者 around_budva |
夕方、フラフラしていると日本語で話しかけられた。
胡散臭いおっさんだったが、ちょっと会話してみた。
10年以上前に、浦和になる前の三菱でサッカーのコーチを
していたそうだ。そしてその後3~4チームでコーチを
していて、合計10年ほど日本に住んでいたそうな。
日本語が片言なので、英語でちゃっちゃと質問したかったが、
失礼かと思い、そのまま日本語で会話した。聞きたい事が
たくさんあったのだが、タイムアップしてしまった。
ブドバで日本人以外に日本語を使うとは思っていなかった。
さすがは旧ユーゴスラビア、サッカーで名を轟かせた国。
しかしまぁ、プラン無しでもなんとかなるものですな。
3 件のコメント:
素敵な写真じゃないですか!
サッカーで世界を動かすことが出来るのだよジュン君!!
なんとすばらしいスポーツ!!
VIVE LA FUTBALL!!
ろば絵さん
ありがとう
フーリットさん
w。ですな。
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