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2008年9月1日月曜日

英語に対する苦手意識

中学、高校と英語がからっきしダメでした。留学する事で
英語の知識が飛躍的にアップしましたが、文法や長文などは
まだまだ未熟で苦手意識は残ったままです。

ビクトリア大学に入学申請をした際、申請が受け付けられ、
次の学期から入学できる旨の郵便を受け取りました。この時、
私は書いてある事が100%理解できず、本当に入学できたのか
どうかを確かめるe-mailを大学に送りました。すると、
帰ってきたメールで、「見てこの子の英語笑っちゃうわ。
ベーシックな英語のコースを取る事を祈ってるわ。」と
意味がわからない返信が来ました。あて先を見ると、同僚
宛てになっており、私がCCで入っているようでした。
要するに、私のことを馬鹿にした電子メールを同僚に送った
けれども、誤って私にも送ったのでした。

この件については上司のお偉いさんが謝罪しにきてくれま
したが、今でも強く私の意識に残っています。

苦手意識というのは、要するにその事に関して馬鹿にされる
事を嫌う人が持つのだと思います。文章を書く場合、
きちんとした英語が求められる時と、意味さえ伝わればいい
時とに分かれると思いますが、メールなどを書く場合は
ほとんど意味さえ伝わればいい事が多いです。馬鹿にされても
気にしなければいいわけです。たくさんのメールをやり取り
しているうちに、きちんとした書き方もわかってくるはず
ですから。

この旅に出てから、やっと苦手意識というものは無くなり
そうな感じがしています。決して英語が上達した訳では
ないですが、英語を使うことに対する恐怖はだんだんと
無くなりつつあります。

2008年8月18日月曜日

今回の旅について考える

飲んでます。プラハの郊外のバーで1杯24クローネ(約1ユーロ:170円)
の大ジョッキを飲みながら書いてます。最近ビールをよく飲むように
なりました。写真

昨日予約していたバスの時間(21時)に乗り遅れてしまい、プラハに
もう2日滞在する事になりました。なんとも情けない話ですが、遅れた
のは道に迷ったせいです。本当は15分もかからない道のりを1時間半
かけて辿り着きました。ちなみにその日も飲んでました。

プラハの観光もトラムの旅もしてしまったので、今日も天気は良い
のですが、少し腰を据えてバーで飲みながら今回の旅について
考えてみようかと思いました(月曜昼の3時)。

何をしている人たちか知りませんが、なぜかバーにはちらほら
若者からおっさんまでが飲んでいます。この時間に。チェスを
する人、ノートパソコンをいじっている人、カウンターで会話を
している人など色々です。あと、マリファナをしている人も
いるようで、アムステルダムで嗅いだあの匂いがします。

さて、今回32歳という年齢でバックパックの1人旅を始めた訳
ですが、何か私の心に進展があったでしょうか。

旅を始めたきっかけを言葉で説明するのは難しいのですが、
簡単に言うと「自分が生きている事に感動しなくなった」
だと思っています。この言葉だけ見ると明日にでも自殺しそうな
感じですが、そんな事はなく自殺には興味はありません。
生きている事に感動がないというのは多分、自分の周りで
起こっている物事に興味が無くなってしまったことから
始まっていると思っています。例えば食事。食事をする際に
おいしい物を食べたいと思わなくなる。食事に興味が
無くなれば食べるものは何でも良くなる。誰かと食事しに
行っても食べたい物が無いので一番安いものをオーダーしたり、
一緒に行った人に決めてもらったりします。自分を着飾る
事にも興味がなくなります。自分を着飾るというのは
自分を表現する事。でも、誰からどう見られるかまったく
興味が無く、また自分の興味がどこにも無いので表現する
必要もありません。そのため指輪やタトゥー類は付ける気に
ならず、服装は至ってシンプルになります。興味が無いこと
に関して書けばキリがありません。

元々こんなに興味の無い人間だったかというとそうでもありません。
大学を卒業するぐらいまでは相当に色々な事に興味を示し、
かなり行動的でした。例えばサッカーが大好きなので、
すばらしいプレイヤー達の試合を見たり、自分でプレーを
したりしていました。それがいつの間にか好きだったハズだから
試合を見たりプレーしたりするようになっていました。
他には競馬が大好きでした。ブラッドスポーツと呼ばれる
競馬にはギャンブルの観点より、血統や個々の馬の生き様に
惹かれました。興味がある時期は何百頭という馬の名前を覚え、
血統ラインを暗記したものですが、今は1頭の名前を覚える
のも難しいです。

物事に興味が無くなるというのはすごく辛い事です。
なぜこんなことが自分に起きているのか不思議です。
この状況から脱出するため、かつて欲しかったものや
好きだった事を買ったり行ったりしましたが、
結局使わなかったり、続かなかったりで、状況は変わりません。

今回の旅にもそれほど期待している訳ではなく、多少の変化が
あれば良いなと思っています。まぁ、当たり前の事なんですが、
人生を楽しく生きるのは全て自分自身にかかっていて、その
演出を自分でどれだけできるかなんですよね。旅をしながら
人々を見ていて、それだけははっきりと見て取れます。

これから将来、日本では私のように自分の興味がどこにあるか
判らないという人間がもっともっと増えてくると思います。
ある意味、私は悩める人々の最先端を行っているのかもしれません。
旅をする事は多少なりとも人生観に影響をもたらしていると
思います。特にヨーロッパという場所はたくさんの国が
存在し、西欧、北欧、東欧、ギリシャやトルコを巡ると
色々な価値観に出会うことができます。世界は日本を中心に
回っているわけではない、そんな単純な事が新鮮に感じます。

ところでこの旅をしている途中に将来達成したい事が
出てきました。それは母親をチェコに連れてくる事。
私はこれまで親孝行をした事がありません。学生時代散々
親に迷惑をかけておきながら、何もしてあげたことが
無いのです。学校を出してもらったおかげで、英語が
話せるようになり、コンピューターの知識を得る事が
でき、色々な可能性を広げる事ができました。

母をチェコに連れてくる事、これが当面日本に戻ってからの
目標になりそうです。

人生とは

人生という漢字を考えた人は「人が生まれる」で人生と書いた
のか、それとも「人が生きる」で人生と書いたのか、どちら
だったのでしょうか。

英語で言うならLifeですね。でもLifeと単純に訳してしまう
のも何か違うような気がします。ゲームなどでは日本で言う
HPと同じ使われ方しますし。どちらかというと生きていること
をLifeと言うのかもしれません。

人生ゲームなんてものがありましたが、よくできたネーミング
だと思います。でも、ゴール=死ぬ事ではなくゴール後は
生きてきて得た様々な経験や物をお金に換算して勝敗を
決めます。

自分の考えとしては、生きている間、楽しく過ごせられれば
それが一番すばらしい生き方だと思います。楽しく過ごせる
かどうかはその人の楽しく過ごすための行動をどれだけ
行っているかによるのだと思います。当たり前なんですが、
なかなか実践できない。

考えれば考えるほど難しいテーマです。