3回目。それほど強い雨ではないので問題ない。ただ、
曇っているため、ドライバー席が暗くて良く見えず、
アイコンタクトが取りづらい。
目的地はモスタル(Mostar)だが、前回学んだように中継の町で
あるメトコビック(Metkovic)とオブゼン(Opuzen)を並べた。
オプゼンまでは約100kmで、ドブロブニクは飛び地なので、
途中ボスニアヘルツェゴビナの領土を22kmほど通る。
宿のばあちゃんに貰ったブドウを食べながら車を待っていると、
1時間ほどで車が止まった。車からおっちゃんが出てきて、
オプゼンまで乗せてくれるという。なんでも、オプゼンから
ドブロブニクまで娘さんを大学まで送っていく途中で私を見て、
その帰りに拾ってくれたそうだ。
おっちゃんは45歳だが、結構英語ができる。英語は若い人なら
話せる人が多いと聞いていたが、おっちゃんもいけるんだね。
そして、とにかくよく喋る。2時間ほどのドライブで沈黙した
のは10分程度だろう。
話してくれた中で印象に残ったのは、1960年にアルバニアで
災害があった際、日本政府が援助したという話。アルバニアに
知り合いがいて、その人が言うにはアルバニア国民はその恩を
今でも忘れていないらしい。
途中、ボスニアヘルツェゴビナの領土を通過する際、チェック
はあるが、ほぼ素通り。そして、パスポートにスタンプは押して
もらえなかった。ただ、バスはちゃんとチェックを受けている
様子で、我々が通り過ぎる間、ずっと止まっていた。
この22kmのボスニアヘルツェゴビナ領土を回避するため、
クロアチアは現在、ドブロブニクへ繋がっている半島への橋を
作っているらしい。3年後ぐらいに完成するそうなので、
その時にはカスタムチェックを受ける事無く素通りできる。
おっちゃんが「今度クロアチアに来る時は、オプゼンに寄って
私の所に来なさい。歓迎するから。この町でバッジョはどこ?
と聞けば1人しかいないから直わかるはずだ。」と言ってくれた。
今度来た時には是非寄りたいと思う。
オプゼンに着くと、おっちゃんがサンドイッチとビールを
買ってくれた(笑。そして、「メトコビックまでは10km程度
だけど、時間がないので送ってあげられない。ここから
バスが出ているからそれに乗って行きなさい。」といって
バス代13クナーをくれた。おっちゃん超優しい。何度も
お礼を言って、おっちゃんと別れた。
13クナーあればビールが1リットル買えるが、ここは当然
バスに乗るさ。おっちゃんありがとう。無事にメトコビック
まで辿り着いた。
I love Croatia.
送信者 dubrovnik_to_mostar |
おっちゃんの車のスピードメーター
60km/h超えてると思うけど、ずっとこんな感じ(笑
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