Genesでの3日が過ぎ、いよいよ詰め込みの日。前日までにリンから
とりあえず次の目的地であるBayuexまでは乗せてくれると約束して
くれたので安心。詰め込みの際はリンが全てを牛耳り、他の者は
荷物に触ってはならない。リンが荷物と私が乗るようだったらいいよ
と言っていた理由が良くわかった。すごい荷物の量だ。車は小さく
ないのだが、荷物がいっぱいいっぱいで、確かに私が乗れるかどうか
怪しい感じだ。クーラーボックス、旅の資料、3人分の着替えなどの
荷物を詰めたかばんやワインなんかもある。やっと全てを乗せると、
完全にバックミラーでは後ろが見えなくなっていた。
バックミラーで後ろが確認できなくて、リンが少し不機嫌だ。
まぁ、仕方が無い。
Bayuexまでの道のりは高速を使えばあっという間だが、リン達は
あえて田舎道を進む。道案内はケースと名づけられたナビが担当。
ケースは手のひらサイズの小さなナビで、ものすごくシンプルに
道のりを示す。たぶん、自転車でも使えるようにしているのだろう。
時々ケースは曲がるべき角を過ぎてから曲がれとか、分岐の案内が
判りづらかったりするのだが、彼女らにするとご愛嬌の内らしい。
3時間ほど田舎道を走り、Bayuexへ到着。この日はどこぞの
ミュージアムにいったり、カルバドスというお酒を知ったり、
タペストリーを見たりしたが、一番印象に残ったのはストンプと
いう名のベルギー料理をご馳走してくれた事だ。超簡単な料理
だそうで、普段はもっと色々なものを他に添えるらしい。
ストンプは茹でたジャガイモをすり潰し、後はいろんな物を混ぜる。
ベーコン、ニンジン、キュウリのでっかいやつとかが入っていた。
まぁ、何でも入れて良いらしい。
食後、明日からの行動について話した。とりあえずこのまま乗せて
くれる事に問題はないそうなので、ベルギーまで一緒に行動する
ことになった。こちらも幾らかガソリン代を出さねばと思い、
10kmで1ユーロ支払うよと申し出た。ベルギーまでが単純に400km
ぐらいだろうと思い、40ユーロぐらいを計算して、10kmで1ユーロ
とした。ちなみに、フランスでガソリン給油中に値段をチェック
したところ、1リットルがだいたい1.50(約250円)だった。
4日後までの行動が約束され、とりあえず一安心。
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