アンニャとモンサンミッシェルツアーオフィスに行ってみると、ツアーは
16時から開始されるらしい。16時って、、潮の関係なんだろうな。片道
7kmで往復で5~6時間だそうだ。
時間まで近所をうろついたり、昼飯を作ったりしながら適当に暇を潰す。
16時がきていよいよモンサンミッシェルへのウォーキングツアーが開始。
Genesのビーチから7kmあるにもかかわらず、遠くにモンサンミッシェルが
見える。すごいねぇ。でかいねぇ。モンサンミッシェル手前にトンブレン
(Tombelaine)という岩場がある。そこで一回休憩するらしい。グーグル
地図で見てみると、地図には載ってないが、航空写真では確認できる。
モンサンミッシェルも最初はトンブレンみたいな、ただの岩場の島だった
のだろう。
てくてくと歩いていく。1人だと退屈だったかもしれないが、アンニャと
話しながら歩いているとまったく時間が気にならない。初めてヨーロッパ
の人とじっくり話すことができる機会だったので、話は尽きなかった。
アンニャは小学校の先生をしている事もあり、話題は学校の事についてや
国の問題についての事が多かったかもしれない。
モンサンミッシェルに行ってみれば?と提案してくれたNさんありがとう。
おかげで思いがけない出会いがありました。
ウォーキングツアーはとにかく歩いて歩いて歩いて歩く。そんなツアーで、
ガイドは時にまっすぐ、時に斜めに安全な道を進んでいく。途中で簡単に
足が埋まる砂地に立ち寄ったりしたのが特別だったぐらい。
一番印象的だったのは、地形の事ではなく、ツアー参加者の自己責任の
問われ方。年の頃が70~80ぐらいのおばあさんが参加していたのだが、
歩いている途中にある、潮が引く時にできる川のようなところを渡る際に、
結構流れが強くておばあさんは立ち往生をしてしまった。ガイドは渡るのを
待っているが助けに行く様子はなく、身内以外だれも手を貸そうとしない。
そう、誰も同情していない様子なのである。そして、ガイドはやっと川を
渡ったおばあさんに、これ以上進む自信がなかったら、ここで待つように
指示したらしい。もちろん砂の上なので、イスもなく、待つとしたら
立ったまま4時間ぐらいは待つことになる。なんとも過酷に思えたが、
ツアーに参加する際に承認しているので仕方が無い。自己責任。
ひたすら歩いているうちに、遠くに小さく見えていたモンサンミッシェルの
目の前まで来た。30分の自由時間があり、中を見て回れるが、前日に訪れて
いたので、とりあえず一周して休憩した。前日との大きな違いは裸足で
歩いていたことだろうか。足裏マッサージをしているような痛さはあるが
歩けないことはない。モンサンミッシェルを初めて裸足で歩いた日本人
だったかもしれない。わけないか。
帰りはさらにあっさりで、潮もほとんど引いていたため、川もなくなっていた。
ガイドもスタスタと先のほうへ行ってしまい、私たちは夕方の陸地の景色を
楽しみながらそれぞれのペースで歩いて戻っていった。
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